2024年のVR-TRPG

コミュニティに入らずにVRTRPGを始める方法

この記事はVRTRPG Advent Calendar 2024の初日の記事です。 VRTRPGアドカレの2日目の記事の担当はうみみかん。さんで『ばちゃこんの卓報告』だそうです。ばちゃこんはプラットフォーム横断のVRTRPGコンベンションイベントです。どんな卓で遊んだのか楽しみですね。

adventar.org

こんにちは。VRTRPGのオタクことよっしーです。

2021年からアドカレでVR-TRPGの状況に関する記事を書いているので、今年の状況も書きます。今年は書くネタが思いつかなくて危うく連作が途切れるところでしたが、なんとか思いつきました。危ない危ない。

さて、毎年テーマを決めて書いているんですが、今年のテーマは『コミュニティに入らずにVRTRPGを始める方法』について書こうと思います。

2024年は某YouTuberがVRChatを遊ぶ配信とかをやって、VRCの認知度が爆増し、その結果TRPG民でVRを始める人がけっこう増えた気がします。VRTRPGに興味のある人も増えているように思えます。
しかし、各SNSで眺めている感じ、VRTRPGやってみたいという人は見かけはするんですが、じゃあどうすればいいのかみたいなところで止まってる人が多そうな気がしてます(※ぼく調べ)
オススメは各VRTRPGコミュニティにて案内とか受けることなんですが、2024年現在では案内を受けなくてもVRTRPGを遊ぶ方法はある程度整備されてきてるように思えます。ただ、その情報が全然広まってる気がしないので、今回は布教も含めて手がかりとなる情報源を紹介しようと思います。

とは言うものの、コミュニティでVRTRPGを遊んでる人の話を聞いたほうが早いと思うよ。ぼくの所属しているVRTRPGサークルとらいばーるはいつでも新メンバー募集中! ぼくと遊んでね!

trivr.chat

前提

VRTRPGを遊ぶのにVR機器は必須ではありません。
ゲーミングPCと呼ばれるたぐいのパソコンを持っていたらだいたい遊べると思います。ただし、Macは対応プラットフォームが少ないので大変かもです。*1 もしWindowsのゲーミングPCを持っていたら、試しにVRプラットフォームをインストールしてみて動作確認をしてみるといいと思います。2024年現在でVRTRPGが遊ばれてるプラットフォームは全て無料でプレイできます。

方法その1: VRTRPG対応シナリオを遊ぶ

VRTRPG向けに書かれたシナリオというのが現代には存在します。未来ですね。
それらの内、VRなにもわからん人でも遊べるように説明が書いてあるのは、ぐだぐだぶとんさんのシナリオです。

gudagudabuton.booth.pm

シナリオに合わせてVRワールドを作成・公開されていて、KP/DLをする人はワールドの動作を把握してシナリオの演出をするだけで遊べます。
ぐだぐだぶとんさんのシナリオはVtuberさんが遊んだ配信が多くYouTubeに上がっているので、それを見て遊び方を確認するのも手です。

www.youtube.com

また、今から入手する方法はありませんが、バーチャルダイスパーティーというイベントのクラウドファンディングのリターンで貰えるシナリオにも説明が多く書いてあるので、VR初心者でも遊べると思います。
もしクラウドファンディングを支援してリターンを貰っていたら、試しに遊んでみるといいかもしれません。

方法2: VRTRPG対応システムで遊ぶ

VRで遊べるように自作システムをVR対応させているデザイナーもいます。未来ですね。
自分が知る限りは1つだけですが、ハングリーダンジョンというTRPGVRで遊べるように作者が用意しています。体験版は無料で、製品版は専用サイトで購入すると遊べるようになります。

vazar.jp

方法3: ツールの説明を読んで頑張る

よく知らないVRTRPG用システム/シナリオじゃなくて、俺の好きなシステム/シナリオで遊びたいぜ! って人はこちらです。
どんなTRPGでも遊べるように、いろんな機能やツールが整っている環境は、VRChatかResoniteです。
それぞれ、コミュニティによるツール説明がWeb公開されています。

catsudon.net

lillill.notion.site

この辺の説明を読んだり、VRプラットフォーム自体の使い方を把握して、TRPGを遊んでみましょう。
また、コミュニティの人に機能の使い方を説明してもらうのも手です。「コミュニティに入らずにVRTRPGを始める方法」なのにコミュニティの人にコンタクトを取るの? となるかもしれませんが、別に話を聞いたからといってそのコミュニティで遊ばないといけないわけでもないです。VRTRPGのノウハウは今遊んでる人間の方が知ってるはずなので、話だけ聞いて自分の身内でVRTRPGを遊んでください。

終わりに

VRTRPGがオフラインセッションやオンラインセッションと同じように、TRPGを遊ぶ選択肢のひとつになればいいなって思います。オフラインセッションでもマップを手書きする遊び方やミニチュアを持ち込む遊び方があったり、オンラインセッションでもココフォリアを使ったりユドナリウムを使ったり、Discordだけで遊んだりと様々な方法の中の一つに、VRTRPGをVRChatで遊んだりResoniteで遊んだりってのも入ってきて、じゃあ今回はどのやり方で遊ぶ? みたいになる世界が来てほしいですね。

そして僕とTRPGで遊んでください。MRTRPGの時代はやく来ないかな。

*1:clusterしか対応してない気がする

※執筆途中 VRChat 向けアバターを Resonite にインポートする方法

Resonite のアバターセットアップのめんどくさいトラブルシューティングをある程度解消してくれるツールが出てきたので、それの使い方と併せてアバターセットアップの一連の流れを解説します。

github.com

この記事の対象読者は次のような人を想定しています。

  • VRChat で Unity 使ってアバターアップロードしたことあるけど、Resonite はわからない人
  • Resonite Package 形式に対応していない VRChat 向けアバターや、Unity で改変したアバターを使いたい人
  • 1人でアバターセットアップをできるようになりたい人

▼ この記事で扱うこと

  • Resonite Import Helper の使い方
  • Resonite 内での最低限の設定
  • Resonite 内での見た目が明らかにおかしい設定の修正方法
  • 各種トラブルシューティング

この記事で扱わないこと

  • Unity の使い方
  • VRChat へのアバターアップロード方法
  • Resonite でのアカウント登録方法
  • Unity を使わずに Resonite へアバターをインポートする方法
  • Resonite Package の作り方、使い方
  • 衣装の着せ替えやアクセサリーの付け外しメニューの作り方
  • XiexeToon のいい感じの設定方法
  • DynamicBone の設定方法
  • ハンドサインやコンテキストメニューなどでの表情変更の設定方法
  • protoflux の書き方、解読方法

そもそも Resonite でできないこと

  • lilToon やカスタムシェーダーをそのまま使う
    • カスタムシェーダーは使えないので、Resonite で使えるマテリアル(シェーダー)を使ってそれっぽく再現するか、諦めてください
    • lilToon の機能で、下記のものはそのままは使えないことが分かっています。再現する人はがんばってください
      • メインカラー 2nd, 3rd
      • MatCap の乗算
      • MatCapMask
      • デカール
  • Unity の animator による表情制御や服の着せ替えなどをそのまま持ち込む
    • 2024/9/9時点ではできないので、Resonite にモデルをインポート後にギミックを再現するか、諦めてください

この記事の「2. Resoniteに3Dモデルをインポートし、アバター化する」以降の操作は、Resonite 上で複数人で行うこともできます。1人だと手に負えないと感じた場合、Resonite 民の知り合いに頼ってみたりするといいでしょう。もし、Resonite に知り合いがいないけど誰かを頼りたい場合、Resonite Japan という日本人 Resonite ユーザーの Discord サーバにて、「アバター設定依頼」というフォーラムがあります。そちらを頼ってみてください。

Resonite Japan への招待リンク: https://discord.gg/resonite-japan

Resonite Japan のアバター設定依頼フォーラム

なお、Resonite の基本的な操作方法などについてたくさん書かれた文章を読みたい場合は Resonite非公式日本語ガイドブック をご覧ください。
今のところ(※2024年11月時点)最も網羅的に日本語で説明がされているサイトな気がします。

resonite-jp-guide.zozoka.su


1. Unity のプロジェクトから 3D モデルを生成する。

まずは VRChat 向けの Unity プロジェクトを用意します。
VRChat Creator Companion (VCC) を使っていること前提です。VCC の導入方法などは各自調べてください。 Modular AvatarAvatar Optimizer などを使って、Unity 上でアバター改変していても構いません。
その他のさまざまな改変方法でも多分大丈夫なはずです。

なんかいろいろ改変してそうなVRCのアバタープロジェクト

まずは必要なツールを導入します。
今回導入するのは Resonite Import Helper というツールです。

まずは VCC で Resonite Import Helper を管理できるようにします。
VCC の [Settings] を選んで、[Packages] のタブから、 [Add Repository] を押して出てくる入力欄に下記の URL を入力します。

https://raw.githubusercontent.com/ksrgtech/vpm-repository/refs/heads/live/index.json

Settings > Packages > Add Repository > URL を入力 > Add

すると、画像のような確認メニューが出てくるので、Resonite Import Helper が含まれてるのを確認して [I Understand, Add Repository] を押してください。

Name とか Author が入ってないのはたぶんそのうち修正されるはず

次に、各アバターのプロジェクトの [Manage Project] を選択します。

アバターのプロジェクトの [Manage Project] を選択

デフォルトだと表示されてないので [Selected Repos] の箇所から先ほど追加したリポジトリを選択します。

Selected Repos から選択

すると、リストに Resonite Import Helper が増えるので、右端の [Add Package] を押して追加してください。

Resonite Import Helper を Add Package で追加

これで準備完了です。通常通り Project を Unity で開きましょう。
Unity が起動したら、メニューから Tools > Resonite Import Helper を選択してツールを呼び出します。

Tools > Resonite Import Helper

出てきたウィンドウで言語設定ができるので、日本語に切り替えます。

言語が初期だと English になっているので、Japanese に変更

すると UniGLTF がインストールされていない場合は「UniGLTFがプロジェクトにインストールされていません。統行するにはプロジェクトヘインストールして下さい。」と警告が表示されていると思います。
表示されていたら、下の「自動的にUniGLTFをインストールする」のボタンでインストールしてください。

UniGLTF が入っていないとき。そのままボタンを押してインストールする

警告が消えたら準備完了です。早速変換してみましょう。
ExportarWindow の「変換するアバター」に、ヒエラルキー上のアバタードラッグ&ドロップしてセットします。

「変換するアバター」にヒエラルキーからアバターをセット

その後、「開始」ボタンを押してしばらく待ちます。
「変換されたアバター」の部分にアバターがセットされていたら成功です。
エクスプローラーで開く」ボタンを押すと、生成された 3D モデルのファイルの場所が開けるので開いておきましょう。

「変換されたアバター」にアバターがセットされていたら成功。「エクスプローラーで開く」をしておくとよい。

これで 3D モデルの生成は終了です。

Tips: Unity 上で変換がうまくいってるか確認する方法

RIH のウィンドウに生成された「変換されたアバター」をクリックすると、Unity 上の 3D モデルアセットに飛べます。

「変換されたアバター」をクリックすると 3D モデルに飛べる

その 3D モデルをシーンに追加して、見た目に破綻が無いか確認できます。
発色が悪いのはシェーダーが変わったからなので正常動作です。Resonite にシェーダーは持ち込めないので気にしないでください。
このとき、非表示にしてたはずのメッシュが表示されていたり、ブレンドシェイプの値が0になっていたりするのは(おそらく)仕様です。
メッシュの表示非表示やブレンドシェイプの値は Resonite 側で別途設定が必要です。手順については後述します。

3D モデルをシーン上に出して確認


トラブルシューティング: 色やアルファが消えた

左が Unity 上で色改変したもので、右が変換後の 3D モデル

これは lilToon でのカラー指定や色調補正で色改変をしている場合やアルファマスクを使用している場合に発生します。
この場合、RIH のウィンドウの [▶ 試験的機能] を開いて、「lilToonの設定を一枚のテクスチャーに焼く」にチェックを入れてから変換すると解決します。
この機能にチェックを入れると変換時間が長くなる&下手すると変換結果がおかしくなるみたいなので、通常はチェックを入れない方がいいみたいです。

なお、メインカラー 2nd に設定されてるやつはどうしようもないです。元テクスチャを編集していい感じにしてください。

試験的機能の「lilToonの設定を一枚のテクスチャーに焼く」で解決


トラブルシューティング: メッシュが壊れた
ドロワーズを履かせたらなんか壊れた

Avatar Optimizer などでベイクされたメッシュがうまく変換できない場合があるみたいです。これは UniGLTF のバグだと思うので、そのうち発生しなくなるかもしれません。(有識者の言)
とりあえずは壊れたメッシュをベイクしてそうな箇所のベイクをやめると壊れなくなると思います。Avatar Optimizer の場合は AAO Trace And Optimize の「スキンメッシュレンダラーを統合する」のチェックを外したり、AAO Merge Skinned Mesh コンポーネントを消したりするといいはず。

AAOの「スキンメッシュレンダラーを統合する」をやめる


トラブルシューティング: 非対応衣装がおかしくなる
わかりづらいけど、Chestボーンの大きさを変えて無理やり着せた部分がおかしくなっている

Modular Avatar を使って、非対応衣装などのスケールを弄って無理やり着せた箇所がおかしくなる場合があるみたいです。これは UniGLTF のバグだと思いますけどよくわかりません。
たぶん Modular Avatar を使うのをやめてキセテネとかに回帰したら回避できると思いますが、今更キセテネを使いたくないですよね……。誰か回避策を思いついたら教えてください。


トラブルシューティング: なんかデカくなった
ちっちゃくしているアバターのモデルが大きくなる

Unity のシーン上で、アバターのルートスケールを変更してると起きるっぽい。RIH v0.1.10 では仕様と思われる。
Resonite へのインポート自体には影響は無い。インポート時のスケール変更方法は後述。


2. Resoniteに3Dモデルをインポートし、アバター化する

Resonite Import Helper で生成した .gltf ファイルを Resonite にインポートして、アバタークリエイターを使ってアバターにします。

まずは Resonite を起動して、アカウント登録してログインします。
やり方はこちらなどを確認してください。
ログインできていないと問題がある*1ので、以後の手順は必ずログインした状態で行ってください。

note.com

Resonite を起動してログインしたら、ゲーム内でアバターインポート作業を行います。
この作業を行うのはどこでもいいといえばどこでもいいんですが、権限周りをいい感じに設定済みの「アバターインポートするだけのワールド」というワールドを用意しているので、特にこだわりがなければこのワールドで行ってください。

uni-pocket.com

ワールドは次の手順で開きます。
まずダッシュメニューを開きます。Quest を使っている人は A/X ボタンで、デスクトップモードの人は Esc キーで出てくるメニューです。

ダッシュメニューの下部にあるタブのうち、「ワールド」を選択します。
「全てのワールド」を選んでから上部の検索欄に "avatar import" などと入力するとアバターインポートするだけのワールドが表示されるはずです。

ワールド > 全てのワールド > avatar import で検索

アバターインポートするだけのワールドを選択すると、ポップアップメニューが表示されるので、「セッション開始」を選びます。

セッション開始く

しばらく待つと、アバターインポートするだけのワールドが開きます。

アバターインポートするだけのワールド。デカいミラーとかアバター設定時に使えるツールとかが置いてある。

Tips: プライベートセッションで作業をしたい

そのままワールドを開くと、だいたいの人がパブリックでワールドを開くことになります*2。 プライベートで作業をしたい場合は、ワールドを開いた後にアクセスレベルをプライベートにしましょう。

ダッシュメニューを開いて、下部の「セッション」タブを選択し、上部のタブから「設定」を選んで、アクセスレベルの「プライベート(招待のみ)」の右にあるチェックを入れます。
これでプライベートワールドになりました。招待のみとあるように、フレンドへ招待を送るとそのフレンドは入ってこれます。

セッション > 設定 > プライベート(招待のみ)


それではアバターをインポートしていきますが、Resonite がデスクトップ側で全画面モードで表示されているとこの後の作業がめんどくさいので、全画面モードをやめましょう。

ダッシュメニューを開き、下部の「設定」タブを選択し、左の「グラフィック」カテゴリを選びます。「解像度」の箇所に「フルスクリーン」の設定があるので、緑色になっていたら選択して白にしておきましょう。

設定 > グラフィック > 解像度 > フルスクリーン をオフ

それではアバターファイルを Resonite に読み込ませます。Resonite Import Helper で生成した gltf ファイルのフォルダと、Resonite のゲーム画面を並べて表示します。
gltf ファイルを Resonite のゲーム画面に向けてドラッグ&ドロップします。

gltf ファイルをエクスプローラーから Resonite へドラッグ&ドロップ

VRの場合は、ダッシュメニューの下部の「デスクトップ」を選ぶと、Resonite を起動してる PC のデスクトップ画面が映って操作できます。トリガー(Quest だと人差し指のボタン)を1回押すとクリック、長押しで動かすとドラッグできるので、VR を外さずに操作もできます。

VR モードで「デスクトップ」タブから操作している様子

Tips: VR モードからデスクトップモードに切り替える

VR モードで起動した人は、HMD を外すとデスクトップモードにシームレスに切り替えできます。
自動切替ではなく手動で切り替えたい場合は、ダッシュメニューの「設定」から、「デバイス」の「VR」の「VRホットスイッチ」をオフにして、キーボードで F8 キーを押すと明示的に切り替えることができます。

設定 > デバイス > VR > VRホットスイッチ をオフにすると自動切替じゃなくなる


さて、モデルインポーターが出てきたら、「高度な設定」を選びます。
するといろいろ出てくるので、下記の内容を変更します。
高度な設定では内容が多いためスクロールできます。VR モードの場合はトリガー(Questの場合は人差し指のボタン)を押しながら上下に動かすとスクロールできます。

  • マテリアル: 左に3回操作して XiexeToon にする。
  • 「法線(ノーマル)を計算」と「接線(タンジェント)を計算」のチェックを外す。
  • 「アセットをオブジェクト内に入れる」のチェックを入れる。

高度な設定を選んで、変更する箇所。スクロールできる。

これらの設定をした後、インポート実行を押してください。しばらく待つとアバターのモデルが出現します。出現したアバターはまだ触らないでください

3D モデルをインポートした直後。まだ触ってはいけない。

トラブルシューティング: 間違えてアバターを触ってしまった
アバターインポート直後にアバターを動かしてしまった様子。ぐちゃっとなる。

インポート直後にアバターを動かしてしまうと、アバターの形が変な形になってしまい、正常にアバター化できなくなってしまいます。

もし誤って動かしてしまった場合は、操作を戻しましょう。
コンテキストメニューを開きます。Quest の場合は B/Y ボタンを押して、デスクトップモードの人は T キーで出てくるメニューです。

コンテキストメニューの「戻す」を押すと直前の操作が戻せる*3ので、インポート直後の T ポーズや A ポーズの状態になるまで戻してください。
戻りきらなかったらインポートしなおしてください。

コンテキストメニューの「戻す」


トラブルシューティング: なんかデカくなった

インポートしたアバターがクソデカだった場合、インポート時のスケールを変更することで対応できます。(なお、筆者は手元で遭遇したことはないので、だれか遭遇したら発生例を教えてください。)

クソデカアバターは取り敢えず消します。消し方は後述の「Tips: インポートしたアバターを消したい」で説明してます。

再度 3D モデルをインポートします。モデルインポーターの一番上のスケールが初期状態だと 1m なので、モデルに合わせて適当に縮小してあげます。おそらく大抵の場合は 0.01 でいいはずです。

スケールを 0.01 にする


Tips: インポートしたアバターを消したい

インポート設定を間違えたり、インポート作業をやめたかったりでアバターを消したい場合は、グラブして破棄しましょう。

アバターの頭あたりにレーザーを当ててグラブし(Quest の場合は中指で握るボタン、デスクトップの場合は右クリック長押し)、コンテキストメニューを開きます(Quest の場合は B/Y ボタン、デスクトップの場合は T キー)。
コンテキストメニュー内の「破棄」を押すとワールド内から削除できます。

アバターをグラブ > コンテキストメニュー > 破棄


この時点で判明する下記のような問題のトラブルシューティングは、「3. Resonite 側でのトラブルシューティング」の章で詳しく解説しています。いったんは無視して先に進んでください。

  • 影がなんか変
  • 非表示にしてたはずのものが表示されてる
  • シェイプキーが戻ってる
  • 画像の透過が消えてる
  • 服の裏地が消えてる

それではアバター化をしていきます。

アバターの正面に回り込んでから、アバタークリエイターを取り出します。
ダッシュメニューの「ホーム」の左にある「アバタークリエイター」を押して、ダッシュメニューを閉じます。

ホーム > アバタークリエイター

トラブルシューティング: アバタークリエイターが出てこない

アバタークリエイターを取り出そうとしたら、「ここで物をスポーンスポーンすることはできません」と表示される

アバタークリエイターを使うには、Builder 権限が許可されている必要があります。これはワールドやセッションごとに違います。

もし自分がワールドを立てていて Bulider 権限が無い場合、今作業しているワールドでは Bulider 権限は禁止されています。別のワールドで作業してください。今の作業途中のアバターを破棄して、今いるワールドは閉じてしまいましょう。
ダッシュメニュー下部の「ワールド」タブから、作業ワールドの右上の赤い×ボタンを押します。その後、「閉じる」ボタンを押してワールドを閉じます。

ワールド > ×ボタンで閉じる

誰が立てているワールドへ参加した場合、そのセッションのホストの人に権限を貰ってください。

セッションホストの人に、次の操作をしてもらってください。
ダッシュメニュー下部の「セッション」タブを開きます。上部の「権限」タブを選んで、自分のユーザー名の横の権限を Builder にしてもらってください。

セッション > 権限 > Builder

Builder 権限を貰えなかったら、別のワールドを自分で立てて作業しましょう。


ワールド内に出現したアバタークリエイターを、アバターの 3D モデルに合わせていきます。

アバタークリエイター

アバタークリエイター: VR モードの場合
アバタークリエイターを VR モードで合わせている様子

VR モードの場合は、アバタークリエイターを直接掴んでアバターに合わせてあげるのがたぶん早いです。

まずは頭を掴んでアバターの頭の近くに運びます。このときの位置はだいたいでいいです。
次に、アバタークリエイターのパネルにある「〇〇を揃える」ボタンをぜんぶ押します。
その後、アバタークリエイターの頭部分の前後上下の位置を調整したければ再度動かして、揃えるボタンを押します。
手の回転だけはどうやっても揃わないので、アバタークリエイターの手の部分だけ直接グラブして(Quest なら中指のボタンで握る)、手首の位置をなるべく変えずに回転を合わせます。
最後に「作成」ボタンを押して完了です。

アバターが宙に浮いてて途中の操作がやりづらい場合は、コンテキストメニュー(Quest の場合は B/Y ボタン)を開いて「移動方法」を「フライ」にすると空を飛べるようになって多少やりやすくなると思います。


アバタークリエイター: デスクトップモードの場合

デスクトップモードの場合は、途中の回転操作がやりづらいので、アバタークリエイターをギズモから操作する方がやりやすいと思います。

最初に、Dev Tool を装備します。デスクトップモードでは数字の2キーを押すと装備できます。テンキーの方だと反応しないので、通常のキーで操作してください。

Dev Tool を装備してる様子。ツールを装備していると手を前に出す姿勢になる。

その後、アバタークリエイターに向けてレーザーを当てた状態で R キーを押して選択状態にします。選択状態中はギズモ(3軸の矢印)とバウンディングボックス(水色の点線のボックス)が表示されます。
選択状態で、コンテキストメニューを T キーで開き、「インスペクターを開く」を選ぶと、選択したスロット*4のインスペクターが開きます。

選択中に「インスペクターを開く」

インスペクター上の左上の2つ並んでる謎のアイコンのボタンの左側を1回押して、表示している階層に Avatar Creator が表示されるようにします。
その後、Avatar Creator の名前をダブルクリックしてインスペクターに詳細を表示し、「回転」のリセットボタンを押します。Rotation が x:0, y:0, z:0 になってたらよいです。
アバタークリエイターのインスペクターはまだ使うので、閉じずに脇に置いてください。

Avatar Creator を選択 > 回転のリセット

アバタークリエイターの回転をリセット

その後、アバタークリエイターの頭部分を右クリック長押しで掴んでアバターの頭の近くに運びます。このときの位置はだいたいでいいです。
アバタークリエイターのパネルにある「〇〇を揃える」ボタンをぜんぶ押します。

アバタークリエイターの「〇〇を揃える」ボタン

インスペクターに戻って、位置の微調整をします。
頭の位置の調整をする場合は、インスペクター上で Headset をダブルクリックして選択します。出てきたギズモをクリック長押しで移動させて位置調整をしてください。

Headset を選択して、ギズモを操作して位置合わせ

続いて、インスペクターで RightHand を選択して回転のリセットをした後、 Rotation の y に 90 か -90 を入力します。T ポーズのアバターならだいたい揃います。

RightHand を選択 > 回転のリセット > Rotation の y に 90 を入力

A ポーズアバターの場合や回転を微調整したい場合は、RightHand の回転をギズモから操作します。
RightHand が選択された状態で、コンテキストメニューの「ギズモオプション」の「回転」を選ぶと回転用のギズモが表示されます。右クリック長押しで操作して調整してください。

RightHand を選択 > ギズモオプション > 回転 > ギズモを操作

最後にアバタークリエイターの「作成」ボタンを押して完了です。

アバタークリエイターの「作成」ボタン


Tips: 空を飛ぶ

アバターが宙に浮いてて途中の操作がやりづらいときが何度かあると思います。その場合は空を飛びましょう。

コンテキストメニュー(Quest の場合は B/Y ボタン、デスクトップの場合は T キー)を開いて「移動方法」を「フライ」にします。この状態で上を向いて前進、あるいは下を向いて後退すると空を飛べるようになって多少やりやすくなると思います。また、デスクトップモードの場合は Space キーで上昇、C キーで下降できます。

移動方法 > フライ

VR モードの人で、移動方法を設定から変えることもできます。

ダッシュメニュー(Quest の場合は A/X ボタン)を開いて、下部の「設定」タブから「操作」カテゴリを選びます。
下の方にある「移動」の中の「頭の向きに移動する」をオフにすると、コントローラーの向きに移動できるようになります。

設定 > 操作 > 移動 > 頭の向きに移動する をオフ


トラブルシューティング: 作成ボタンが押せない
作成ボタンが押せない。破線部分にメッセージが出ている

作成ボタンが押せず、メッセージが表示されているときは、ログインできていないか、ローカルホームという特殊なワールドで作業しているときだと思われます。ログインしてからワールドを開き直すと作成できるようになります。(表示されてるメッセージは未ログイン状態が想定されていないみたいです。)
現在の作業を保存することはできないので、ログイン後にワールドを開き直してから再度行ってください。

ダッシュメニュー(Quest だと A/X ボタン、デスクトップだと Esc キー)の下部の「ホーム」タブを選んで、左上の「ログイン / 登録」ボタンからログインしてください。

ホーム > ログイン / 登録

その後、一度さっきまで作業していたワールドを閉じましょう。閉じる前に作業途中のアバターを破棄しておきましょう。
ダッシュメニュー下部の「ワールド」タブから、作業ワールドの右上の赤い×ボタンを押します。その後、「閉じる」ボタンを押してワールドを閉じます。

ワールド > ×ボタンで閉じる

ワールドを閉じた後は、再度ワールドを開き直してください。これでログイン状態でワールドに接続できるので、作成ボタンが押せるようになります。


アバタークリエイターでアバター化が完了したら、以後はアバターを掴んで動かしても大丈夫です。アバター化が完了したら、何はともあれひとまずアバターを保存しましょう。
保存せずにワールドを閉じたり、Resonite が終了したりすると今までの Resonite の作業が消えてしまうので、こまめに保存してください。

アバターをグラブして(Quest なら中指で握るボタン、デスクトップなら右クリック長押し)、ダッシュメニューを開きます(Quest なら A/X ボタン、デスクトップは Esc キー)。 下部の「インベントリ」を選択し、上部の「掴んでいるものを保存」ボタンをクリックします。
インベントリの一番右下にアバターのサムネイルが追加されれば成功です。また、画面上部にサーバへのアップロードの進行状況が表示されます。

アバターをグラブする > インベントリ > 掴んでいるものを保存

Tips: インベントリのデータを削除する

間違って保存したデータや、もう不要なデータをインベントリから削除したいときは、削除したいものをクリックで選択して「選択アイテムを削除」ボタンをダブルクリックしてください。

インベントリ > 削除するアイテムを選択 > 選択アイテムを削除(ダブルクリック)


Tips: インベントリにフォルダを作りたい

何も掴んでいない状態だと、フォルダ作成ボタンができます。

ダッシュメニューを開いて、下部の「インベントリ」タブを開きます。
上部の「フォルダ作成」ボタンを押すと、フォルダ名を入力するポップアップが出るので、好きな名前を入力して作成を押します。(ポップアップに外部リンクって出てるのは Resonite のバグです。気にしないでください。)

インベントリ > フォルダを作成 > フォルダ名を入力 > 作成

保存したいものを新規に作成したフォルダに保存するには、そのフォルダをダブルクリックで開いた状態で保存する必要があります。

作成したフォルダを開いている様子。左上に開いている階層が表示されている。

なお、フォルダ間移動やフォルダ名の変更などの機能は 2024/9/15 時点で存在しません。すでに保存したもののフォルダを移動させたい場合は、移動元に保存してあるアバターをダブルクリックで取り出して、移動先のフォルダを開いて保存して、移動元のデータを削除しましょう。


トラブルシューティング: 保存ボタンが押せない
保存ボタンが押せない状態。Resonite Essentials を開いている。

他人のパブリックフォルダなど、自分が保存できる場所を開いていないと保存ボタンが押せないようになります。自分が保存できる場所へ移動すると保存できるようになります。

インベントリのメニューの上部にある「インベントリ一覧」ボタンを押して、「Personal」を選ぶと自分の保存できる領域に戻れます。

インベントリ一覧 > Personal

「インベントリ一覧」のボタンも押せない状態になっている場合、ログインができていません。

インベントリ一覧が押せない

その場合は、ダッシュメニューの「ホーム」タブの左上の「ログイン / 登録」ボタンからログインしてください。

ホーム > ログイン / 登録


トラブルシューティング: 同期エラーと表示される

同期エラーと出た場合、原因がいろいろ考えられるので、この記事では取り上げません。以下に考えられそうな原因の例を上げます。

たぶん対処がわからないと思うので、Resonite Japan の Discord などで質問してみてください。

discord.gg


3. Resonite 側でのトラブルシューティング

さて、アバター化が終わってインベントリに保存できたら、Resonite 側で修正できる調整をします。Resonite で設定変更するためには Dev Tool というアイテムを使って操作する必要があります。

ダッシュメニューを Quest なら A/X ボタン、デスクトップモードなら Esc キーで開いて、下部のインベントリを開きます。 一番上の階層に誰でも Resonite Essentials というフォルダがあるので、そこから Resonite Essentials > Tools とダブルクリックで開きます。
そこの一番左上の Dev Tool をダブルクリックで取り出します。

インベントリ > Resonite Essentials > Tools > Dev Tool

取り出した Dev Tool に向かってトリガー(Quest なら人差し指のボタン、デスクトップならクリック)をすると、装備メニューが出るので装備しましょう。

Dev Tool をトリガー > Development Toolを装備する

Dev Tool を装備できたら、手にツールがくっつきます。

Dev Tool を取り出してから装備するまで。装備すると手にくっつく。

トラブルシューティング: Dev Tool が装備できない
Dev Tool を装備しようとしたら赤いメッセージが出る場合

Dev Tool を使うには、Builder 権限が許可されている必要があります。これはワールドやセッションごとに違います。Builder 権限が与えられてない場合は、Dev Tool を装備しようとすると、画像のように "You don't have permission to equip this." と赤文字で表示されます。

もし自分がワールドを立てていて Bulider 権限が無い場合、今作業しているワールドでは Bulider 権限は禁止されています。別のワールドで作業してください。今の作業途中のアバターを破棄して、今いるワールドは閉じてしまいましょう。
ダッシュメニュー下部の「ワールド」タブから、作業ワールドの右上の赤い×ボタンを押します。その後、「閉じる」ボタンを押してワールドを閉じます。

ワールド > ×ボタンで閉じる

誰が立てているワールドへ参加した場合、そのセッションのホストの人に権限を貰ってください。

セッションホストの人に、次の操作をしてもらってください。
ダッシュメニュー下部の「セッション」タブを開きます。上部の「権限」タブを選んで、自分のユーザー名の横の権限を Builder にしてもらってください。

セッション > 権限 > Builder

Builder 権限を貰えなかったら、別のワールドを自分で立てて作業しましょう。


トラブルシューティング: 装備すると移動方法が変わる (VR モードの Index 以外)

(※執筆途中) VR モードの Index ユーザー以外がなるっぽいです。
Dev Tool などの特定のツールを装備していると移動方法が制限されてしまいます。Resonite の仕様です。
装備を外すと元の移動方法に戻ります。

ツールが手についてると移動方法が変わることがあるので、「装備を外す」でツールを外すとよいです

また、ツールを外してしまうと、もう一度使いたいときにワールドのどこにツールがあるか見失ってしまうことがよくあります。
Resonite にはツールシェルフというツールを一時的に保持しておける機能があるので、それを使ってツールの付け外しをするとよいです。

ツールシェルフは腕に付いている半透明の板のことです。

腕の上にある謎の半透明の板がツールシェルフ

ツールを外したくなったときに、このツールシェルフに向かってトリガー(Quest なら人差し指のボタン)を押すと、ツールが外れてツールシェルフの上に乗っかります。
再度ツールを装備したい場合は、ツールシェルフの上に乗っているツールに向かって再度トリガーをします。
この機能でツールの付け外しが簡単にできます。

ツールシェルフを使って装備の取り外し


Dev Tool を装備した状態で、編集したいものを選択して、インスペクターというものを開きます。

Dev Tool を装備した手で、編集したいものに向けてレーザーを当てます。その状態でセカンダリー(Quest だとスティック押し込み、デスクトップだと R キー)を押すと、ギズモ(3軸の矢印)とバウンディングボックス(水色の点線のボックス)が表示されます。
この状態で、Dev Tool を装備した手でコンテキストメニュー(Quest だと B/Y ボタン、デスクトップだと T キー)を開いて「インスペクターを開く」を選ぶとインスペクターを取り出せます。このとき、レーザーが選択したオブジェクトを向いていないほうが操作がしやすいです。

セカンダリーで頭を選択し、コンテキストメニューのインスペクターを開く

出てきた黒い板がインスペクターです。これを使ってアバターの内部設定を編集します。

黒い板ことインスペクター。左側に階層構造、右側に選択したスロットの詳細が表示される。

インスペクター内の階層の移動方法に絞って説明します。

① インスペクターで選択中のスロット*5は名前が黄色く表示されます。選択中のスロットの詳細は右側に表示されています。別のスロットを選択したい場合、選択したいスロットの名前部分をダブルクリックします。
② 左上に2つ並んでいるボタンはインスペクター左側の階層構造を上に移動できます。右側のボタンを押すと1階層上を表示し、左側のボタンを押すとオブジェクトルートを表示します。
③ 右上のボタンは、選択中のスロットを階層構造の一番上として表示します。②のボタンで上に戻りすぎたときなどに使ってください。
④ 階層構造の名前の先頭にある▶をクリックすると、その子階層が表示されます。選択したいスロットの階層まで子階層を開いていって、名前をダブルクリックして選択してください。文字が小さすぎて見えなくなった場合は適当な孫階層を選択して、③のボタンを押すとよいです。

Dev Tool の使い方はこちらの記事でも解説されてます。理解しやすいもので使い方を把握してください。

note.com

note.com

それでは、アバターの各種トラブルシューティングです。

トラブルシューティング: 影がなんか変

影が2箇所に出てる? 左から光が当たってるはずなので右側にのみ影が出てほしい。

この現象はメッシュの法線がひっくり返ってると発生します。なぜひっくり返ってしまうかは原因不明です。Resonite 内で法線の反転をして対応します。

まずは法線がひっくり返っているメッシュを探します。
Dev Tool を装備してアバターを選択してからインスペクターを開き、アバターのルートを開きます。たいていのアバターであれば、CenteredRoot の下の ROOT の子に SkinnedMeshRenderer のスロットがあるので、問題のスロットを選択します。
右側に表示された SkinnedMeshReneder の Mesh にある ↑ ボタンを押しましょう。

顔のメッシュの Body を選択 > SkinnedMeshReneder の Mesh の横の ↑ ボタンを押す

するとメッシュ情報のパネルが出てくるので、下部にある「法線を反転」ボタンを押してください。しばらく待つと法線が反転して表示されます。これで修正完了です。

法線を反転

そもそも影なんて邪魔だぜ! という方は、マテリアルを修正しましょう。

先程の SkinnedMeshRenderer の表示されたインスペクターの Materials (list) の下に表示されたリストの ↑ ボタンをおしてください。

SkinnedMeshRenderer の Materials (list) の ↑ ボタン。複数ある場合はマテリアルが複数使われている。

出てきたパネルを下にスクロールして、ShadowRamp に設定されている影テクスチャを Clear で消すとアバター側の影が消えます。※ワールドライトによる影は消えないので、全部の影は消えないです。

この操作を影を消したいメッシュのマテリアル全てに行ってください。

ShadowRamp の影テクスチャを Clear して消すと影が一部消える


トラブルシューティング: 非表示にしてたはずのものが表示されてる

Unity 上で表示されてない耳やジャケットが表示されてる

RIH で出力したモデルは全てのメッシュが表示されています。これは仕様なので、Resonite 側で非表示にしてあげる必要があります。

まずは非表示にしたいメッシュを探します。
Dev Tool を装備してアバターを選択してからインスペクターを開き、アバターのルートを開きます。たいていのアバターであれば、CenteredRoot の下の ROOT の子に SkinnedMeshRenderer のスロットがあるので、非表示にしたいスロットを選択します。
非表示にしたいスロットを選択した後、右側に表示されてる Active のチェックを外してオフにします。するとメッシュが非表示になります。
非表示のスロットはインスペクター上で名前が灰色になってます。

非表示にしたい SkinnedMeshRenederer のスロットを選択して Active をオフ


トラブルシューティング: 服が一部脱げてる。腕がぐにゃぐにゃしてる。

(※執筆途中) コンストレイントの構造をやめる。追従するボーンの子に直接入れる。


トラブルシューティング: シェイプキーが戻ってる
設定していたはずの顔のシェイプキーが消えてる?

Resonite にインポートしたモデルは、全てのブレンドシェイプが0にリセットされています。これはおそらく仕様なので、Resonite 側で再度設定してあげる必要があります。
また、もし Resonite 側で動かす想定が無いブレンドシェイプなら、Avatar Optimizer の Freeze BrendShape コンポーネント等で固定化してしまうのも手です。

まずはブレンドシェイプを調整したいメッシュを探します。
Dev Tool を装備してアバターを選択してからインスペクターを開き、アバターのルートを開きます。たいていのアバターであれば、CenteredRoot の下の ROOT の子に SkinnedMeshRenderer のスロットがあるので、非表示にしたいスロットを選択します。

下の方にスクロールしていくと、BlendShapeWeights (list) というのがあります。ここがブレンドシェイプのリストなので、Unity 上で設定していた値を再度設定してあげます。
ここで注意ですが、Unity では 0~100 の範囲で値を設定しますが、Resonite では 0~1 の範囲で値を設定します。Unity 上で 30 の設定をしていた場合、Resonite では 0.3 で設定しましょう。

BlendShapeWeights のブレンドシェイプを設定する

また、紫色になっている箇所は、Resonite のコンポーネントから値を常に上書きされている状態のため、そのままでは編集できません。
初期状態だとおそらくリップシンク用のコンポーネントによって動かされている状態ですが、その上書きをやめたい場合、紫色になっているブレンドシェイプの名前の隣りにある謎のボタンを押して、「リンク/ドライブの切断」を選ぶと上書きをやめることができます。

リンク/ドライブの切断

リンク/ドライブの切断をするとブレンドシェイプが編集できるようになる


トラブルシューティング: 画像の透過が消えてる
顔の頬染め部分がベタ塗りになってしまう

画像に透過が使われている場合、RIH v0.1.11 時点では透過情報がテクスチャから失われてしまいます。透過情報が消える前のテクスチャを別途インポートし、設定してあげる必要があります。

Unity のプロジェクトや、配布の zip ファイルの中から、透過情報が失われていないテクスチャを探します。もし lilToon のアルファマスク機能を使っていた場合、透過情報を合成してひとつのテクスチャにしてください。lilToon 「アルファマスクを焼き込み」機能を使うと簡単に合成できます。

lilToon の「アルファマスクを焼き込み」

透過情報入りのテクスチャファイルを Resonite の画面へドラッグ&ドロップすると、画像インポーターが出現します。「画像/テクスチャ」を選んでインポートしてください。

画像インポーターの「画像/テクスチャ」

続いて持ち込んだテクスチャを設定したいメッシュを探します。
Dev Tool を装備してアバターを選択してからインスペクターを開き、アバターのルートを開きます。たいていのアバターであれば、CenteredRoot の下の ROOT の子に SkinnedMeshRenderer のスロットがあるので、テクスチャを設定したいスロットを選択します。
SkinnedMeshRenderer の Materials (list) から、透過テクスチャであるべきマテリアルを探して ↑ ボタンを開いてマテリアルの設定パネルを出します。

SkinnedMeshRenderer の Materials (list) からそれっぽいのを探して ↑ ボタン

マテリアルのパネルの MainTexture の箇所に、先程インポートした画像を設定します。画像をグラブ(Quest だと中指で握るボタン、デスクトップだと右クリック長押し)して、MainTexture の箇所にレーザーを当ててトリガー(Quest だと人差し指のボタン、デスクトップだとクリック)すると、画像を設定できます。
その後、BlendMode を Alpha に変えます。するといい感じになります。

MainTexture に透過ありの画像を設定し、BlendMode を Alpha にする
画像を設定して、BlendMode を変える様子

ただし、BlendMode が Alpha のマテリアルは、他の半透明のものが重なったときに消えてしまう事故が起きてしまうことがあります。その対策もしておきましょう。

半透明テクスチャを使っている SkinnedMeshRenderer に戻って、SortingOrder の値を -32678 にするとたぶん消えなくなります。
これでも消えてしまう場合は、他の設定を頑張るか、Alpha を使うのを諦めてください。

SkinnedMeshRenderer の SortingOrder


トラブルシューティング: 服の裏地が消えてる
スカートの裏面などが消えがち

(※執筆途中) マテリアルの culling を Off にする


トラブルシューティング: 目がギョロギョロする

(※執筆途中) EyeManager の EyeRotationDriver の MaxSwing を 5 とかに下げる。


AvatarRenderSettings の nearclip

既定のアバターに設定(※執筆途中)

トラブルシューティング: 喋ると変なところが動く

(※執筆途中) 不要な VisemeDriver を消す


トラブルシューティング: 歩き方が変

(※執筆途中) IIKANJI LocomotionAnimationConfiguration Installer

uni-pocket.com


他の設定も頑張りたい人へ

必要最低限のことだけ書いたら記事を書く体力がお亡くなりになったので、もっと設定を頑張りたい人は次の記事などを参考にして頑張ってください。
もしくは、Resonite 内でぼくに質問してください。知ってることは喋ります。

また、この記事の手順通りにしたのにうまくいかなかったケースなどあれば、フィードバックして欲しいです。知見を蓄積したいです。よろしくおねがいします。

note.com

nanasai.hatenablog.jp

zenn.dev

*1:ログイン状態じゃないと、アバター保護の設定ができないため、パブリックアバターしか作れない。

*2:オンラインステータスを非表示にしていると、プライベートで開きます。

*3:戻せない操作もあったりする

*4:Unity で言うところの GameObject

*5:Unity で言うところの GameObject

イベントポスターをVRで作った話

この記事はその2 Resonite Advent Calendar 202320日目の記事です。 Resoniteアドカレその2の19日目の担当はNaboriskさんで「(仮)KubernetesでResoniteヘッドレスセッション管理する話」でした。 21日目の担当はここあさんです。

adventar.org

はじめに

2023年7月16日に「勝手に掛川シ場VR」というイベントをやりました。

このポスターを作ったときの記録です。普段NeosVRやResoniteにいる人以外にはけっこう面白い内容になるかなと思って記事にしました。

上のポスターはNeosVRで作ったものですが、Resoniteだとこんなのも作りました。やり方は同じです。

0. 前提条件

ぼくはイラストも描けないしデザインもよくわかりません。それでもVRを活用すればなんかいい感じのポスターが作りやすいです。理由は下記の通りです。

  1. みんなのアバターはキレイ
  2. 背景のワールドやモデルも配布されてるものを使えばいい
  3. 自分でお絵かきしなくていい

はい。つまりイラストが描けなければ、誰かが作ったクオリティの高いものを配置してポスターを作ってしまえ、ということですね。実際今回の記事のポスターは大部分がアバターですし、必要になったワールドオブジェクトや背景などはほぼすべて配布物で用意しています。必要になったものは絵を描ける人が描いてくれたりしてくれました。助かる。ぼくが作ったのは赤いフェンスとテント付きのテーブルだけですね。NeosやResoniteは共同作業がめちゃくちゃやりやすいので、みんなの力を合わせてひとつのものを作るのがやりやすくて、ぼくみたいな絵が描けないマンでもなんかいろいろできて嬉しいです。

また、今回は特殊ケースですが、構図を考える必要がなかったのでデザインよくわからないけどポスターを作れました。今回のポスターは下記のポスターを再現する目的*1で作ったので、自分で構図を考える必要はありませんでした。というわけで、今回は構図に寄せて適当にみんなのアバターなりモデルなりを配置しました。

※2024年にNeosは別ゲーとして生まれ変わるみたいなので、以後はResoniteの話として書きます。

1. 背景を用意する

まずは背景を用意します。背景に似たイメージのワールドを探しましょう。
今回は即売会風のワールドに心当たりが無かったのでテントは諦めて、地面が緑色なので草原っぽいワールドにしました。TRPGで使ってるワールドセットに草原があるのでそれを使いました。

草原のワールド。NeosFesta3の入稿ワールド用背景を転用したもの。

諦めたテントはそれっぽいのを作って再現しましょう。箱や円柱などの基本的な形はVR内で作成できるので、基礎部分は雑再現してしまいました。布の部分は難しいですが、カーテンのアイテムが配布されているのを知っていたので、それっぽく配置してテント風にしました。

テントっぽいものを作った素材(左)と完成形(右)。円柱と板とカーテンのアイテムを合体させてテントっぽく仕立てた

他にも使えそうな公開されてるモデルや、簡単に再現できそうなものを場当たり的に準備して、適当に背景を作ります。

2. 構図を指定する

ある程度背景の素材ができたら、構図を固定します。Resoniteには「カメラアンカー」という機能があります。これを使えば、ワールド内にカメラの位置情報を記録して保存できます。用意できてるモデルも適当に配置して、理想の構図に近づけておきましょう。カメラアンカーもアイテムとして扱われるので、一度固定しても途中で変えたくなったら変えれます。

カメラアンカー。カメラコントールから「カメラアンカー作成」を選ぶと現在の位置や画角情報などを保持してくれる。クリックするとその情報でカメラが固定される。

背景から構図を決めた写真。実際はいろいろ配置している中で微調整してこの画角になった。

3. 人物を配置する

構図が定まったら、人物を配置しましょう。このポスターはイベント参加者をポスターに載せて晒すことがコンセプトのひとつだったので、参加者を呼んで写ってもらうことにしました。しかし、全員を同じ時間に集めて構図やポーズの微調整を指示するのは現実的ではありません。ポスターに必要なのは人物ではなくアバターなので、次の方法を適当に選んで、別々のタイミングに被写体を呼んでポスター用の素材を置いていってもらいました。

3.1. 立ち絵写真を撮る

アバターがそこに存在するかどうかは実際は関係なく、アバターの見た目が存在すれば2Dポスターとしては問題ないので、立ち絵写真を置いていってもらいましょう。ポスターの中で、距離的にカメラから遠くにいる人は立ち絵でも違和感が少ないので十分です。Resoniteではお手軽に切り抜き写真が撮れるので、構図の中でポージングしてもらいつつ、カメラの場所付近のアングルから切り抜き写真を撮って構図の中に配置します。影の感じが写真とワールドとで違うと違和感が出てしまうので、構図の中の想定位置で立ち絵写真を撮るのがオススメです。

配置されるペラペラのひとたち。このあたりの位置でポーズを取ってもらって切り抜き写真を撮影した。

3.2. アバターフィギュアを置いてもらう

カメラ近くの人物は立ち絵だと微妙な修正が難しいので、3Dモデルが好ましいです。ポーズを拘らなくていい、ただ立っている場所の人はフィギュアを作って置いていってもらいました。Resoniteではフィギュアも簡単に作れます。

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3.3. アバターを置いてポーズツールで調整する

細かいポーズの調整が必要な場合は、アバターをそのまま使います。しかし、アバターがいればいいので中の人は不要です。アバターを置いていってもらって、ポージングの調整はぼくがやりました。ポージングの調整はこのツールで11点フルトラ並の微調整がアバターを着ずにできます。

uni-pocket.com

ポーズツールで調整している様子。地面に浮いたり海老反りしてたりしても、写真映りがよければ問題ではない。

また、カメラの遠くの人でも、立体的な配置をしたい場合はアバターがいいです。奥の机の上に手を乗せてる人は下半身は気にしなくていいので、3点でのポーズツールを使って調整しました。空気椅子で十分です。

写真に映らないから空気椅子させられてる人。

3.4. 人を呼んでポーズしてもらう。

ここまで散々人がいなくてもいいと書きましたが、時間を確保できて細かいディレクションを付き合ってくれるなら人がいる状態でポーズを取ってもらいましょう。このポスターで中に人が入ってるのは1人だけです(ぼくはポーズツールでポージングしてます)。

4. 小物を置く

人物の素材を集めつつ、小物を置いてディティールを向上していきます。小物も配布されてる3Dモデルをそれっぽく置いたり、イラストや画像をそれっぽく見せたりします。 3DモデルであればBoothやsketchfabを漁れば無料でもそれっぽいのが見つかります。また、最近はResonite内のアイテムが検索できるUniPocketというプラットフォームがリリースされたので、これを使っても手軽にモデルを探せます(宣伝は大事)。

uni-pocket.com

5. 文字を配置する

文字の配置もVRでやっちゃいます。文字の透過画像をカメラの真ん前に置いていい感じに映るようにしておきます。
文字は後入れでも問題ないんですが、文字の入る場所を見て文字が読みづらいかやアバターや背景と被ってないかなどのプレビューが確認できて、背景や人物を動かして調整できるので、中に持ち込んだほうが楽かもしれません。 あと、QRコードVR内で生成しました。なぜか文字列からQRコードを生成する機能があったので……。

カメラのレンズの真ん前に文字素材が置いてある様子。

6. 写真を撮る

ここまでいろいろな方法でカメラの画角内の見せ方を調整してきました。あとは写真を撮って完成です。写真を撮ってみて思ってたのと違った場合は、被写体を微調整して何度でも写真を撮りましょう。再度完成した写真を貼っておきます。いい感じですね。改めて見ると再現度がエグいですね。なぜ人は本気を出してしまったのか。

撮影場所の裏側。

おわりに

いかがだったでしょうか。変なことをしてポスターを作ってるやつだなと思いましたか? ぼくはこのVR空間で生活することに慣れてしまったので、これが一番作りやすかったです。みなさんもよかったらVR空間で写真を撮ったり、ポスターを作ってみたりしてはいかがでしょうか。もしかしたら楽しいかも知れませんし、めんどくさくてやってられないかもしれません。

*1:今回の悪ふざけ企画は、掛川シ場というイベントが開催されたのを記念して勝手に盛り上がろうというイベントだったので、公式ポスターを完全再現したポスターを作りました。公式の人からは好意的に受け止めていただいたので懐の深さに大変感謝しております。

ResoniteのオススメMOD 3選

この記事はResonite Advent Calendar 2023の11日目の記事です。

Resonite Advent Calendar 2023 10日目の担当はHamadoriさんで、「自分が回せるVR-TRPGをまとめた」です。はまどりさんにお願いしたらVRTRPG遊べるはずなので、興味があるものがあれば頼んでみるといいと思います。
12日目の担当はmp/月光原澪さんで、「1年続けた美容室イベントと関連アイテム」を書かれるそうです。美容室イベントもX(旧Twitter)でかなりバズってたのでご存知の方も多いと思います。楽しみですね。

adventar.org

はじめに

Resoniteでは多くのModが作られており、ユーザー拡張で快適性が高められています。
各Modの一口紹介は非公式Resonite日本語Wikiにまとめているので、こんなModあるかな~?ってのを探してる人はそちらをご覧ください。

wiki.resonite.love

なお、ResoniteにおけるModの利用に関しては、2023/12/11現在公式からのポリシーは公開されていません*1。そのため、この記事では詳細な導入方法の解説などは行いません。各自で導入方法を理解し、自己責任でご利用ください。何か質問したかったら、ぼく個人に質問してくれたらぼくの知ってることだったら教えます。他にもModユーザーはいっぱいいると思うので、その辺のResoniteユーザーに質問してもいいかもしれません。当然ですが、Mod導入環境は公式サポート外なので、Resonite運営に問い合わせを行うのはやめましょう。
また、Resonite はアプデが頻繁に降ってきます。そのため、Modで拡張していた機能が公式機能として実装されていたり、公式の仕様変更でModがバグったりします。Modを使う場合は、公式のアップデート内容を確認しましょう。アップデート内容の翻訳はResoniteJapan#購読情報翻訳チャンネルで確認できます。なにかの挙動がおかしくなった場合はまずはModを疑い、Modナシの環境で再現するか確認しましょう。

各個別のModの紹介は上述のwikiに書いているので、今回は特にオススメなModを3つ紹介したいと思います。

BetterInventoryBrowser

Resoniteのインベントリの移動がやりづらい、そう思ったこと一度はありますよね? そんなあなたにオススメなのが BetterInventoryBrowser です。
インベントリの左にPinned/Recentの列が追加されます。Recentには直近で開いたインベントリの履歴が残っていき、クリックするとすぐに戻れます。また、インベントリ階層に星マーク☆のボタンが追加され、現在開いてるフォルダをお気に入りに登録できるようになります。お気に入りに登録したフォルダはPinnedに追加されます。よく使うフォルダをPinnedに登録しているとフォルダ移動が快適です。

https://github.com/hantabaru1014/BetterInventoryBrowser

UserJoinLeaveNotifications

今いるセッションに誰かが入ってきたときに通知が出るようになるModです。設定で音も鳴らすことができるので、通知を見てなくても誰かがセッションに出入りしてることを認識することができます。JOINした直後にセッションから弾かれるバグ現象も認識可能です。

画面右下にLeaveとJoin通知が出てる写真。写真を撮るために出入りしてもらった。

https://github.com/badhaloninja/UserJoinLeaveNotifications

CherryPick

コンポーネントやProtoFluxノードがどのカテゴリにあるかわからない! そう思ったこと、一度はありますよね? そんなあなたにオススメなのが CherryPick です。
コンポーネントをアタッチするときのメニューやProtoFluxのノードブラウザに検索欄が出現して、名前で検索できるようになる。公式機能で実装しろ。

左がコンポーネント、右がProtoFluxを検索している様子。fluxもコンポーネントの一種なので、コンポーネントセレクターに出現する。

まとめ

他にもさまざまなModが作成されています。快適に過ごしてみたい方は一度眺めてみてはいかがでしょうか? 不便に感じてる部分を改善できるModがあるかもしれませんね。

sharedx.notion.site

*1:公式の利用ポリシーのサイトには"Mod & Plugin Policy: Coming Soon!"となっており、将来的に利用ガイドラインが出るものと思われます。

2023年のVR-TRPG

この記事はVRTRPG Advent Calendar 2023その2 Resonite Advent Calendar 2023の初日の記事です。
VRTRPGアドカレの2日目の記事の担当はネシロさんで『とらいばーど殻割りTRPG「初めてのResoniteでUniFesta」の公開をする』そうです。なんかオリジナルTRPGを公開するらしいみたいですね。
Resoniteアドカレその2の2日目の記事の担当はAetorizさんです。なにか書いてくれるみたいです。

adventar.org

adventar.org

こんにちは。よっしーです。

2021年からアドカレでVR-TRPGの状況に関する記事を書いているので、今年の状況も書きます。年々の記録という形にしたいですね。

dinosaur-fossil.hatenablog.com

dinosaur-fossil.hatenablog.com

さて、VR-TRPG活動も個人としては4年目に突入していますが、界隈としても2022年から広がり始めて活発になってきました。そこで、今年はVRTRPG関連のイベントについて取り上げようと思います。イベントの記録みたいな感じですね。

固有名詞紹介

この記事で頻出の固有名詞をあらかじめ紹介しておきます。

VRSNS・VRプラットフォーム

VRChat

VRSNSのひとつ。VRSNSのような一般名詞ではなく、個別のサービス名。VRTRPGが遊ばれてるプラットフォームのうち、もっとも遊んでいる人口が多い。たぶん。VR機器がなくてもプレイできる。基本プレイは無料。

hello.vrchat.com

cluster

VRSNSのひとつ。日本の企業が作ってるので日本人に優しい。VR機器がなくてもプレイできる。スマホからでもプレイできる。基本プレイは無料。

cluster.mu

Resonite

VRSNSのひとつ。2023年10月にリリースされたばっかり。自由度が高いと言われがち。VR機器がなくてもプレイできる。基本プレイは無料。

resonite.com

VRTRPG団体・コミュニティ・サークルなど

各コミュニティの詳細については、去年の記事で紹介してるのでそちらも合わせて読んでみてください。

dinosaur-fossil.hatenablog.com

CatsUdon工房

VRChatで活動しているVRTRPGサークル。いろんなTRPGVRで遊んでいる。人がたくさんいる。

catsudon.net

とらいばーる/TriVR

主にResoniteで活動しているVRTRPGサークル。いろんなTRPGVRで遊んでいる。ぼくがメインで遊んでいるところ。
前の名前はNeos TRPG フォース。2023年10月にResoniteのリリースに合わせて名前を変えて引っ越しした。

trivr.chat

ぐだぐだぶとん

clusterで活動しているVRTRPGサークル。主にVRTRPG専用シナリオを公開している。シナリオ専用ワールドも公開している。

gudagudabuton.com

Good time!

VRChatで活動してるらしいYoutubeチャンネルさん。VRTRPGのリプレイ動画を投稿している。

www.youtube.com

ParaDice

CatsUdon工房、とらいばーる、ぐだぐだぶとんの3団体が、プラットフォームや団体の枠を超えてVRTRPGの宣伝とかをやるときに使う連合団体。

vrtrpg.com

VirtualParty

VRChatでCatsUdonシステムを作っている企業。CatsUdon工房の主催の人が代表だけど別組織。

https://virtualparty.jp/

定期的に開かれてるやつ

卓募集

イベントというわけではないですが、各コミュニティでは頻繁に卓募集が出ています。CatsUdon工房ととらいばーるでは主にDiscordの卓募集チャンネルにて卓募集が告知され募集されています。ぐだぐだぶとんでは、ホームページに応募フォームが出て公式Xから告知されています。CatsUdon工房ととらいばーるでは卓予定のカレンダーを公開しているので、どのぐらいの頻度でVRTRPGが遊ばれているのか確認したい方は見てみてください。また、卓募集へは初心者でも気軽に参加してもらっていいはずなので、ぜひVRTRPGを遊んでみたい方は卓募集へ応募してみてください。

カツドンの日 (CatsUdon工房)

毎週木曜日の21時から、VRChatで開かれているVRTRPG体験会のイベントです。主催はCatsUdon工房です。事前準備不要で、21時に集合した面々でVRTRPGが遊べるイベントです。特に予約なども必要なく、飛び込みでVRTRPGが遊べるようになっています。また、毎月19日にも特別カツドンの日と称して同じイベントが行われています。こちらは木曜日に予定がつかない人向けだそうです。
カツドンの日は2022年頭から毎週行われているイベントです。毎週3卓~6卓程度立ってるみたい(※正確な数は外から観測できない)ですので、ほぼ毎週コンベンションをやってるのと同じですごいです。ぜひ遊びにいってみてはいかがでしょうか。

とらいこん (とらいばーる)

毎月第四日曜日の13時から、Resoniteで開かれているVRTRPGコンベンションです。主催はとらいばーるです。事前準備不要で、13時に集合した面々でVRTRPGが遊べるイベントです。特に予約なども必要なく、飛び込みでVRTRPGが遊べるようになっています。 とらいばーるからResoniteに引っ越す前から同様のイベントをやっていて、毎回3卓~5卓程度遊ばれています。VRTRPGコンベンションをやりたかったので、企画して今でも続いています。ぜひ遊びに来てください。

GM相談会 (CatsUdon工房)

毎週日曜日に、GMのノウハウの質問やシナリオの書き方、あるいは CatsUdon での準備方法などを相談したり教えてもらったりする会です。
VRChatでTRPGGM側をやってみたい方は相談会に行ってみましょう。

CatsUdon懇親会 (CatsUdon工房)

毎月11日と22日(ゾロ目の日)にCatsUdon工房の面々が集まって、TRPGの話をしたり新しい卓の話をしたり、雑談をしたりする集会です。グループ内の懇親会だけど誰でも参加OKだそうです。

とらいばーる定例集会 (とらいばーる)

毎月15日にとらいばーるの面々が集まって、今月遊んだ卓の話をしたり卓募集の紹介をしたり、TRPG関係ない話をしたりする集会です。いきなり卓に参加するのはちょっと……という方はまずは定例会に顔を出してみてください~。

CatsUdonフェス (CatsUdon工房)

CatsUdon工房で不定期に開催される、1週間~2週間程度の間毎日卓募集が行われるイベントです。回ごとにテーマが決められ、テーマに沿った卓が募集されています。2023年は2月にバレンタインフェス、6月にレイニーフェス、9月に食欲の秋フェスが開催されました。

カツドンTV (CatsUdon工房)

CatsUdon工房の支配人であり、公式Vtuberでもある冒険者でぃーさんと、同じく公式Vtuberのまめたんさんのお二人が毎週火曜日に行っている定期配信です。VRTRPGの近況紹介などを行っています。2023年9月ぐらいから始まったやつ。

VRTRPGプレイ配信/リプレイ動画 (さまざま)

不定期にプレイ配信が行われたり、リプレイ動画が投稿されています。プレイ配信が行われたりします。各コミュニティ以外にも、一般の(?)Vtuberの方がVRTRPGプレイ配信を行ったりも。YouTubeで探せばいろんな動画や配信アーカイブが見つけられると思います。

今年開催されたやつ

Tabletop Tours ~テーブルトップツアーズ

2023年1月に第2回が、2023年9月に第3回が行われた、ボードゲームTRPG、ゲーム雑貨のメタバース展示会です。VRChatとVketCloudというプラットフォームで行われました。第3回目は70弱のブースが出展していて、同人TRPG活動や同人ボードゲームなどがいろいろと見て回れるイベントでした。

tabletop.tours

ねおかつ合同祭 (ParaDice/CatsUdon工房/とらいばーる/ぐだぐだぶとん)

2023年4月末に開かれた、VRプラットフォーム横断のVRコンベンションイベントです。2日間で各日8~9卓、合計17卓成立しました。VRChat/Neos/clusterそれぞれの卓が遊ばれたイベントでした。
VRTRPGがいろんな場所で盛り上がりはじめたので、合同でプラットフォーム横断のイベントをやれないかと企画してみました。このイベントをきっかけにいろんなプラットフォームで遊ぶ人が増えた気がするので大成功だったと思います。

togetter.com

リアルイベントでのVRTRPG体験ブース出展 (CatsUdon工房)

2023年6月11日に仙台で開かれたTRPGシナリオ即売会と、2023年9月2~3日に行われた静岡県御殿場市で開かれたボードゲーム大祭で、CatsUdon工房がVRTRPG体験ブースを出したそうです。詳しく絡めてないのでどんな雰囲気だったとかはわからないです。

勝手に掛川シ場VR (とらいばーる)

2023年7月16日に、掛川シ場が開催されたのを祝して、掛川モチーフオンリーのシナリオ投稿企画をやって、さらにVRでシナリオ頒布会もやりました。掛川シ場公式とは全く関係のない悪ふざけ企画でした。
なぜかとらいばーるの面々の中で掛川ネタを擦ってTRPGを遊ぶのが流行ってたので、そのままの勢いで悪ふざけし続けた結果のイベントでした。

talto.cc

ぐだぐだダイレクト (ぐだぐだぶとん)

2023年7月28日に行われた、ぐだぐだぶとんの最新情報の告知イベントです。clusterで配信しつつ、VRTRPG作品の紹介や発表が行われました。配信アーカイブも残っています。

www.youtube.com

卓すきラジオ (とらいばーる)

2023年9月27日に、MisskeyのひとつのTRPGがすきー!(通称卓すき)での配信企画にお呼ばれして、VRTRPGの紹介をしました。
VRTRPGを知らない方へ、VRTRPGの紹介という形で配信でいろいろ喋った気がします。VR卓のプレイ風景体験みたいなのもしてもらいました。アーカイブも残ってるので、興味があればぜひご覧ください。

youtu.be

バーチャルダイスパーティー with 冒険企画局 (Virtual Party)

2023年11月末に行われた、VRChatで開催されるVR参加型展示即売イベントです。展示即売会として58ブースが出展され、VRTRPGやVRボードゲームの体験会などが開かれました。
なんと冒険企画局とコラボしホビージャパンがスポンサーに付くビッグなイベントでした。冒険企画の河嶋陶一朗先生や桜葉星菜。先生、近藤局長までVRにいらっしゃってて、企業コラボってすげ~ってなりました。

VketコラボVRTRPG体験イベント (CatsUdon工房)

VRChatで最も大きいVR展示即売会で、CatsUdon工房がコラボしてVRTRPG体験イベントをやるみたいですね。すごいです。
この記事を書いてるタイミングでは未来のイベントなので、もし興味がある方はぜひ行ってみてはいかがでしょうか?

VRTRPGアドベントカレンダー (ParaDice)

この記事も参加している、アドベントカレンダー企画です! 今日から毎日なにかしらのVRTRPG関連の発信が行われるはずなので、ぜひ楽しみにしてください~。
ぼくも他の人の記事が楽しみです。

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まとめ

今年に行われたVRTRPG関連イベントだけをピックアップしましたが、思った以上にさまざまなことが行われていました。VRTRPG人口が増えていろんなところでいろんなことが行われるようになってるみたいなので、来年以降ももっと盛り上がってほしいですね。
この記事を読んでるあなたも一緒にVRTRPGを遊びませんか? いつでもお待ちしております。

2022年のVR-TRPG

この記事はTRPGなんでも Advent Calendar 2022Neos VR (その3) Advent Calendar 2022の14日目の記事です。

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こんにちは。よっしーです。

去年に2021年のVR-TRPGという記事を書いたので、今年の状況も書こうと思います。 dinosaur-fossil.hatenablog.com

去年はVR-TRPGという遊び方についての利便性などを紹介しましたが、たくさん遊ばれてるかと言うとそこまで頻度は多くありませんでした(月に数卓程度)。ですが、今年に入って各コミュニティで毎週(下手すると毎日)VRTRPGの卓が立つ状況になってきました。そこで、今年はVRTRPG関連のコミュニティについて紹介しようと思います。

VRTRPGを始めるには

下記で紹介するコミュニティの人に連絡を取って、話を聞いて飛び込んでみるのがオススメです。VRを遊ぶためにはHMD(ヘッドマウントディスプレイ。いわゆるVRゴーグル/VRディスプレイ)が必要だという先入観を持つ方が多いですが、現在多くの人が遊んでいる環境はゲーミングPCがあればパソコンのみでも遊べるので、お試しで覗いてみたいなどであればすぐにできます。
知らない人に連絡を取りたくない方は、ぐだぐだぶとんというサークルさんが出してるVR-エモクロアTRPGシナリオ『地下壕の讃美歌』というシナリオを遊んでみるのがオススメです。clusterというプラットフォームの使い方を自分で調べる必要はありますが、シナリオ専用の作り込まれたVRワールドが公開されていて誰でも回せるようになっているので、友達を誘ってVRTRPGを遊んでみるのがいいでしょう。
特定のシステム・シナリオじゃなくて自分の遊びたいシステム・シナリオを遊びたい方は、CatsUdonNeosTRPGフォースに飛び込むのがいいでしょう。これらのコミュニティでは多種様々なシステムが遊ばれているので、コミュニティ内でノウハウを聞いて遊ぶ方が簡単です。

booth.pm

お前は誰

よっしーと申します。Twitter@trpg_yoshiで、VRSNSでのユーザー名はyoshi1123_です。
VRに来る前からTRPGで遊んでたんですが、今年に入ってVRTRPGしかほぼ遊ばなくなりました。今ではオンラインセッションのやり方を忘れかけてるぐらいVRTRPGの方が慣れてしまいました。VRTRPGでもPLよりGMの方が回数が多い気はしますけど、記録を見たらちょうど半々ぐらいですね。
VRはNeosVRをメインで遊んでいますが、他のプラットフォームでもVRTRPGで遊べるなら覗きに行ってます。
VRTRPG自体はVRChat/NeosVR/cluster/VirtualCastで遊んだことがあります。それぞれ下記の経験があります。

  • VRChat: GM2~3回、PL5~10回弱程度
  • NeosVR: GM、PLともに80~90回(合計170回って書いてあるけどマジ?)
  • cluster: PLが2回、GMも2回
  • VirtualCast: PL1回、GMは未経験

VRTRPG関連コミュニティ紹介

ここでは現在ぼくが知っているVRTRPGを遊んだり作ったりしているユーザーコミュニティを紹介します。企業とかで動いてそうなところは後ろの『「VRTRPG」で名前が上がるゲーム紹介』あたりで紹介します。

ぐだぐだぶとん/ぐだぐだ書房

  • 活動プラットフォーム: cluster
  • 主な活動: VRTRPG専用シナリオと専用ワールドを作って頒布

ぐだぐだぶとんさんはVR-TRPGのシナリオを作るサークルさんです。サークルでTRPGのオリジナルシナリオを作って頒布するように、ぐだぐだぶとんさんはVRTRPGのシナリオを作って頒布し、ついでに専用ワールドを作って公開しています。現在公開されているシナリオ・ワールドは下記4つみたいです。ぼくはハローバーチャルと地下壕の讃美歌を遊びましたが、地下壕の讃美歌は「みんなのイメージするVRTRPG」なのでとてもオススメです。

遊ぶコミュニティというよりかは作るサークルという印象です。ですが、新作シナリオを作った後は1~2ヶ月はプレイヤー公募をして回してくれてるので、実際に遊ぶこともできます。シナリオもBoothで頒布されているので、自分で入手して遊ぶこともできます。
clusterはPCVRやQuest環境の他にも、スマホでも起動できるので、最もプレイハードルが低いプラットフォームなのもオススメポイントです。

ぐだぐだ書房は、ぐだぐだぶとんさん主催の「clusterでVR-TRPGを作りたい人向けのコミュニティ」です。VRTRPGをclusterでやりたい人が集まってDiscord上でノウハウを共有したりしています。ぐだぐだ書房の活動で制作されたVRTRPG専用ワールドもあります。

www.gudagudabuton.com

clusterで地下壕の讃美歌でDL(GM)をやったときの写真

CatsUdon工房

  • 活動プラットフォーム: VRChat
  • 主な活動: VRTRPG汎用ツール制作。VRTRPGを遊ぶ。VRTRPG体験会&イベント開催。

CatsUdon工房はAdin Johaneさんが主催するVRTRPGサークルで、VRChat向けTRPG汎用ツールのCatsUdonの開発と、それを使ってTRPGを遊ぶコミュニティです。「CatsUdon」は「カツドン」と読みます。だいたい2日に1回以上の頻度でTRPGを遊んでいるようです。卓募集はDiscordにて行われており、かなりの頻度でVRTRPG初心者でも参加できる卓の募集が立っているので、今すぐ遊んでみたい人は参加してみるといいと思います。この記事で紹介するコミュニティで最も人口が多いです。 また、毎週木曜日と毎月19日にVRTRPG体験会の「カツドンの日」を開催しており、飛び込みでVRTRPGを遊べる卓が準備されています。不定期ですがVRTRPGの大規模イベントも開催されてるので、色んな人と遊びたい方にオススメです。
製作しているCatsUdonというVRChat用ツールを組み込んだワールドも公開されています。最小構成のJustCatsUdonや、ファンタジー風の街並みのCatsUdon Fantasy Kingdomのような雰囲気のあるワールドなど、多数のワールドにCatsUdonシステムを組み込んで公開しています。CatsUdonで検索して出てくるワールドを利用することでも遊べます。ツールの使い方はコミュニティ内で聞いてください。
VRChatは2022年現在で日本人人口が最も多いVRSNSなので、色んな人や色んなコンテンツに溢れています。そういった点でもオススメです。(ただし日本語化はされていない)

catsudon.net

CatsUdonでクトゥルフの呼び声TRPGのPLをしたときの写真

VR-TRPGフォース・プロジェクトうどんとふ

  • 活動プラットフォーム: VRChat
  • 主な活動: VRTRPGのノウハウ共有。

VR-TRPGフォース・プロジェクトうどんとふはたいたい竹流さんが主催するコミュニティで、VRChatでVRTRPGをしたい人のノウハウ共有や交流の場です。上記のCatsUdonとは異なり、自分でTRPGを遊ぶVRCのワールドを作って遊ぼうという活動が主体のようです。VR-TRPGスターターキットというシンプルなTRPG用のパッケージを出したりして、比較的簡単めにVRChatでTRPGを遊べるようになっています。
ただ、主催のたいたいさんが忙しいのか、最近はあまり動きがないです。毎月10の倍数の日に定例会は続いてるみたいなので、動きがあるかは定例会に行って確認してみるといいかもです。

vr-trpg.jp

VRChatでたいたいさんのD&D卓を遊んだときの写真(この写真だけ去年のやつ)

Neos TRPG フォース

  • 活動プラットフォーム: Neos
  • 主な活動: VRTRPGを遊ぶ。VRTRPGコンベンション開催。VRTRPG用ツール制作。

NeosTRPGフォースははまどりさんが主催するコミュニティで、NeosVRでVRTRPGを遊びたい人で遊ぼう!というコミュニティです。ぼくがメインで活動している場所です。記録によると最近は月に30卓ぐらい遊んでいるみたいです。卓募集はDiscordにて行われており、VR初めての人でも事前に言ってもらえれば操作説明も適宜行っているので、やってみたい卓にぜひ参加してみてください。画像や3Dモデルなどを即座にインポートできたり、インベントリにあるアイテムを任意に取り出したりできるので、この記事で紹介するコミュニティでいちばんTRPGをやりやすい環境だと思います。コミュニティのGMをする人がいろんなシステムをやるのが好きみたいなので、最新システムから古くからの有名システムまで多種様々なシステムが遊ばれています。色んなシステムで遊びたい方にオススメです。
また、毎月第四日曜日にVRTRPGコンベンション「ねおこん」を開催しています。当日卓分け制で毎回3~5卓程度立つコンベンションイベントです。VRでのコンベンションはオンラインコンベンションとしてかなり交流しやすい&遊びやすいです。こちらもVR初心者には事前操作説明なども行っているので、気になる方は参加してみてください。
NeosでのVRTRPGにてよく使うツール類をまとめたTRPG baseワールドも公開しています。ツールの使い方はコミュニティ内で聞いてください。
NeosVRは音声遅延がほぼ感じられなく、画像やアセットなどを簡単にVR内に持ち込めるので、TRPGをやる環境としてはイチオシです。

trpg.neos.love

NeosでBBTのGMをしたときの写真

VRTRPG隣接ジャンルコミュニティ紹介

TRPGじゃないですが、隣接ジャンルのマーダーミステリーやLARP、脱出ゲームについてもVRでやってる動きがあるので紹介しておきます。

イマーシブクラウド

  • 活動プラットフォーム: VRChat
  • 主な活動: VRでのマーダーミステリーを遊ぶ。

イマーシブクラウドVRでマーダーミステリーを遊ぶサークルです。VRChatでマーダーミステリーを遊ぶワールドを作ったり、マーダーミステリーのプレイ会を開いたりしています。募集はDiscordで行っていて、毎月の公演予定を月初に出しているみたいです。(ぼくはまだ参加したことないので詳しくはわかりません)。

www.immersivecloud.info

Cluster VORP Studio

  • 活動プラットフォーム: cluster
  • 主な活動: VRでLARP風の遊び(VORP)を遊ぶ。

Cluster VORP StudioはVRでLARPのルールを遊ぶvirchual online role playing (VORP)を遊ぶグループです。主催の雛咲望月/悠さんはLAPRの本を書いたりしている方で、VRでもさまざまなワールドを作ってLARPをやってみようと実験している方です。グループの方でも何度かVORPを遊ばれているみたいです。ぼくもお試し回のときに参加させてもらって、画像素材として使われてます。VORPもVRTRPGとはちょっと雰囲気が違って面白かったです。今はあまり動きはないです。

wide-primrose-a4d.notion.site

clusterでVORPを遊んだときの写真

謎解きアトラクション DETECT

  • 活動プラットフォーム: cluster
  • 主な活動: VRで演劇×脱出ゲームの新感覚ゲームを遊ぶ

謎解きアトラクション DETECTはVRでしか遊べない要素を組み込んだ脱出ゲームを主催している企画です。さらに、NPCを実際にスタッフが演じてくれるため、NPCとのやり取りやロールプレイ要素も楽しめます。現在は公演が終了していますが、次回もそのうち来るらしいので、興味があれば参加してみてください。

www.detectvr.com

clusterで謎解きアトラクションDETECTを遊んだときの写真

Tabletop Tours

Tabletop ToursはVR上で開かれるアナログゲーム全般の展示会イベントです。同人ボードゲームの紹介やTRPGのシナリオ頒布などがされています。来年2023年1月に第2回が開かれるので、興味がある方はぜひ参加してみてください。ぼくもNeosTRPGフォースで出展しようと思ってます(2022/12/14現在絶賛入稿作業中)。
VketCloudはスマホやPCのブラウザからアクセスできるので、超お手軽です。
第1回のTabletop Toursのワールドは以下3つ(すべてVRChat)。ボードゲームカタンモチーフのワールドだったりします。

tabletop.tours

VRChatでTabletop Toursを見に行ったときの写真

「VRTRPG」で名前が上がるゲーム紹介

以下はVRTRPGとかVRマーダーミステリーとかで名前の挙がるゲームの紹介です。あまりオススメできないんですが、ウォッチしてますよ的な言い訳をするために書いています。

DEMEO

VRの卓上で遊べるRPGです。TRPGというよりボードゲームの類です。TRPGを求めてくるとイマイチですが、ボードゲームとして遊ぶととても面白いので、ハック&スラッシュのD&D風ボードゲームを遊びたい方にオススメです。
用意されているアドベンチャーをいくつか遊べます。キャラクターはスキルやアイテムをカードで用意されてて、レベルアップすると使えるカードが増える形式でした。ボドゲとして面白いのでまた遊びたいです。

store.steampowered.com

Xpraize

VRTRPGを遊ぶために開発されてるソフトです。でもこのゲームは購入しないほうがいいです。シナリオは無料公開されているので、読んだらわかると思うのですが、これを読んでTRPGは遊べないです。あとVRでの操作感もかなりつらかったので、オススメできないです。開発者はVRゲームとTRPGを遊んだほうがいいと思います。この遊べるわけがないゲームで実際にVRTRPGをした人がいたらめちゃくちゃ尊敬するので話を聞きたいです。

store.steampowered.com

MYSPERYENCE

VRマーダーミステリーを遊べるゲームです。こちらは一応マーダーミステリーになっていたんですが、このゲームならではの「VR写真を撮って証拠として議論に使える」というギミックがマダミスのゲーム性を破壊し尽くしてるのでヤバいです。犯人側が不利すぎてヤバい。オススメはしないですが、ヤバさを感じたい人は遊んでみると良いと思います。

store.steampowered.com

Tavern Tales

VRTRPGを遊ぶゲームっぽいです。これはまだ触れてないので実際の所感はわからないです。ムービーを見てる感じだと、VRのテーブルに集まってTRPGを遊べるみたいですね。ローポリのアセットが多数用意されているみたいなので、好きに卓上にミニチュアマップを作れるようになっているっぽいですね。
誰か触ってみたら所感を教えてください。

store.steampowered.com

終わりに

ということでVRTRPGのコミュニティやゲーム、隣接コミュニティの紹介などでした!
各紹介を見てわかる通り、VRTRPGは未来のまだ見ぬ遊びではなく、すでに数多く遊ばれてる遊びです。VRTRPGを遊んでみたいな~という方はぜひ既に遊んでいるコミュニティへ飛び込んでみてください。VRでこんな風に遊びたい! ってイメージがある方もコミュニティで相談してみると手伝ってくれるかもしれません。
私たちと一緒にVRTRPGの遊び方を創っていきましょう!

宣伝

TwitterのコミュニティでVRTRPGの話をするコミュニティを作ってます! VRTRPGの話を流したり流さなかったりするので、よければ入ってVRTRPGのツイートをしましょう~

https://twitter.com/i/communities/1497069536507731968

NeosVRのオススメMod紹介

この記事はNeosVR(その2) Advent Calendar 2022の初日の記事です。

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NeosVR(その2) Advent Calendar 2022 2日目の担当はいもっちさんです。まだまだ2枚目は空いているので、アドカレ記事を書きたくなった人はぜひ書いてみてください。

はじめに

2022年12月現在、Neosはアップデートが停止してから1年以上経過しています。しかし、Modが許可されているため、ユーザーが勝手に機能拡張を行っています。特に利便性向上系のModが多く、今ではMod無しでは生活できない身体になってしまいました(※個人の感想です)。
Modというのは、直訳すると「改造」になりますが、ゲームに機能を差し込む非公式のプログラムのようなものです。許可されているとは言いましたが、悪用するとモデレーションの対象になるので当然ですが悪いことはしちゃダメですよ。Modに関する詳しい情報は公式wikiを参照してください。ModとPluginのポリシーにも書いてありますが、Mod導入環境は公式サポート外なので、利用は自己責任でお願いします。(NeosJapanコミュニティにはModユーザー向けのチャンネルがあるので、そういう場所での相談などは気軽にしていいです。)

ModとPluginのポリシー - Neos Wiki

以下では、自分が使用しているModをいくつかピックアップしてオススメを紹介します。ここで紹介していないModも、NeosModdingGroupのサイトにたくさん載ってるので、興味があればいろいろ探してみてください。また、Modの導入方法はNeosVR非公式日本語wikiを見てください。Modの管理はNeosVR Mod Managerを使うとわかりやすいかもしれません。

www.neosmodloader.com

neosvrjp.memo.wiki

neom.hazre.dev


Neosでの開発に興味がない人は前半だけ見たらいいです。

Mod関連

Modを使う上で便利になるかもしれないやつです。

ModSettings: Modの設定するやつ

Modの設定メニューをダッシュメニューに追加するModです。これがないと設定変更できないModが多数存在するので、Modを使うなら必須レベルで導入するべきです。なんでNeosModLoader本体に入ってないの?

ExposePatchedMethods: Modの情報をみんなに見せれるようにするやつ

導入しているModのリストをNeos内に出力するModです。設定で全員に見せれるようにできるので、Modは何を使ってるの? みたいに聞かれたときに使えます。それだけ。
ModSettingsの設定にぜんぶチェックを入れておくと、ユーザー直下にLoaded mod namesというスロットが生成されて、導入しているModのリストが生成されます。

生活向上系

みんなにオススメできる、UIなどの便利性向上のModたちです。

SaveItemTweaks: アイテムを保存したときに大きさをいい感じにするやつ

自分のスケールを変えてるときに保存したアイテムを取り出すと、クソデカアイテムorクソちっちゃいアイテムとしてスポーンしなくなるようになる神Mod。アバターを小さくしてる人やユーザースケールを変えがちな人は全員入れるべき。

SaveToWhere: インベントリのどこに保存しようとしているのか表示するやつ

アイテムを掴んでコンテキストメニューからインベントリに保存するときに、保存先になるインベントリの階層を表示してくれるModです。

www.neossearch.com

UserJoinLeaveNotifications: Join/Leaveの通知を出してくれるやつ

自分がいるセッションにユーザーが参加したり、切断したりしたときに、オンライン通知のように通知を出してくれるModです。セッションに人が入ってきたり、誰かが落ちちゃったりしたのがわかります。フォーカスしてないセッションの通知も出せる設定があるので、別セッションで誰かを待っているときや新しいセッションに移動するときに他の人が接続できたかどうかなどもわかります。

DesktopNotifications: デスクトップモードでの通知を見やすくするやつ

デスクトップユーザー向け。VRモードだと見やすいけどデスクトップモードだとぜんぜん気づけないオンライン通知やメッセージ通知を見やすく表示するMod。上述のUserJoinLeaveNotificationsをデスクトップユーザーが使う場合は入れた方がいいです。

SpeedyURLs: 外部URLを開くときに5秒待たなくていやつ

ウェブページを開く外部リンクの許可を求める画面で、5秒待たずに開くボタンを押すことができます。地味に便利。

FlexibleContactsSort: フレンド欄をいい感じに並び替えるやつ

フレンド欄を並び替えます。このModを導入すると、フレンドメニューが少し重くなるのと、押したはずのユーザーが正しく表示されないことがあるので、導入時には注意してください。

SessionTweaks: フレンド欄からセッションに参加しやすくするやつ

フレンドメニューから、フレンドがいるセッションのオーブを取り出したり[Orb]、セッションを先読みしておく[Open]ボタンを追加します。

ContactSessionsUserCapacity: フレンド欄からユーザー人数がわかるやつ

フレンドページから、相手がいるワールドのセッション参加上限人数を表示します。セッションに参加したいのになぜか参加できないみたいなときに、上限いっぱいなのかすぐにわかる。

ClearContactSearch: フレンド欄の検索入力のクリアボタンを追加するやつ

フレンドページの左上の検索入力欄に、入力文字をクリアするボタンを作ります。ちょっと便利。

ContactsPublishedWorldsButton: フレンドの公開したワールドを探しやすくするやつ

フレンドがパブリッシュしたワールドを検索しやすくなるボタンをフレンドメニューに追加するMod。たまに使う。

FriendLinkSessionList: セッションタブからフレンドを送りやすくするやつ

セッションメニューのユーザー一覧から、フレンドページを開けるようにするModです。セッションにいる人のネームプレートが押しづらかったり、ヘッドレスアカウントにフレンド申請をするときに便利です。

NeosBetterIMESupport: キーボードの日本語変換をわかりやすくするやつ

デスクトップユーザー向け。日本語入力時に、変換前の入力もNeosで見れるようにする神Mod。

NeosPasteTweak: クリップボードからテキストをいい感じに貼り付けできるやつ

テキストをコピーしてクリップボードから貼り付けをしたとき、URLの場合はURLを開きやすいアイテムとして、そうじゃない場合はテキストを読みやすいアイテムとして貼り付けできます。テキストをNeos側に貼り付けしたいときに快適。

上がURLを貼り付けた時、下がテキストを貼り付けた時。

ReFract: デリシャスカメラを使うために必要なやつ

オレンジさんの作ったデリシャスカメラで写真を取りたい人向け。カメラを使用しているアイテムのいくつかが機能しなくなるので、導入する場合は要注意。詳しい内容はネオサーチの記事を参照。

www.neossearch.com

SaveExif: 写真にワールドの情報を付けるやつ

写真のファイルにセッション名やセッションにいたユーザーなどの情報を追加するModです。NeosFramesに写真をアップするときに、自動的にユーザー名がタグとして追加できるようになります。

photo.neos.love

NeosFramesでユーザー名を自動でタグ付けしてくれる

DefaultVoiceMode: デフォルトでミュートにできるやつ

無言勢にオススメ。Neosを起動した直後にボイスモードを変更するModです。

CacheGetClapped: 古いキャッシュを消してくれるやつ

使われていないNeosのキャッシュファイルを一定期間経過したら消すModです。キャッシュファイルが肥大化して容量を食いつぶすのを軽減してくれます。

NeosDisableGamepads: ゲームパッド入力で動かないようにするやつ

Neosがなぜか中途半端に対応しているゲームパッドの入力を無効にするMod。Neosを繋ぎながらゲームパッドでゲームしたい人や、ゲームパッドを繋ぎっぱなしでNeosを遊びたい人にオススメ。

StopDisappearingLocomotionMenu: ツールを装備したときでも移動方法を変えれるようにするやつ

ツールを装備すると消えてしまう、コンテキストメニューの移動方法のボタンを消えないようにするやつ。いちいちツールを外さなくても移動方法を変えれるので地味に便利。

開発系

インスペクターやLogiXを扱う上で便利になるModたちです。

インベントリからアイテムのURIを取得するMod。取得したURLは誰でも利用できてしまうので、他の人には教えないようにしてください。なお、なぜかチーズとポテトのボタンのアイコンになっています。謎。
チーズのアイコンはneosdb:///~~~.7zbsonURI、ポテトのアイコンはneosrec:///~~~URIが取得できます。違いはよく知りません。

ExportNeosToJson: 7zbsonで出力できるやつ

アイテムを出力するメニューに7zbsonなどのNeos用の形式で出力できるModです。7zbsonで出力したファイルは、Neosにドラッグ&ドロップで読み込むことでNeos内にスポーンさせることができます。Neos対応形式のアバターやアイテムのファイルを配布したい人向け。

7zbson以外にもいろいろな形式で出力できるようになる

DesktopToolShortcutRemapper: ツールのショートカットを変更するやつ

デスクトップユーザー向け。カスタムツールチップをキーボードの2~0キーに割り当てができる。上述のGetItemLinkで取得できるURLを、ModSettingsで設定できる。

NoMoreGizmoLag: クソデカギズモを生成したときに重くならないようにするやつ

巨大なオブジェクトをインスペクター上で選択した際に、重くならないようにするMod。重い原因となってるピンクのbounding boxが生成されなくしているため、引き換えに選択オブジェクトがわかりにくくなるので注意。

EditorTabbing: タブキーで別の入力欄にフォーカスできるやつ

デスクトップユーザー向け。インスペクターなどのUIXの入力欄をタブで移動できます。

InspectorScroll: インスペクターをスクロールできるようにするやつ

VRユーザー向け。コントローラーのスティック入力などでインスペクターなどのUIXでスクロールできるやつをスクロールします。なお、QuestなどのTouchコントローラーでは移動と入力が被ってしまうので、注意してください。その場合はDevTooltipなどの移動入力が殺されるツールチップを装備するとスクロールが快適になります。

ShowDriveSource: ドライブ元を表示できるやつ

ピンク色になってドライブされてる値から、ドライブ元のコンポーネントを開くことができるMod。ツールを解析したりするときに大活躍。後述のShowComponentSlotと一緒に導入すべき。

ピンク色のDriveされている要素の名前の部分がボタンになっていて、クリックで開ける。誤爆しがち。

ShowComponentSlot: コンポーネントの付いたスロットを表示するやつ

コンポーネントのインスペクターから、そのコンポーネントが付いたスロットを開くことができるMod。前述のShowDriveSourceと併用すると色んなものの解析が楽になる。

MyInspectors: インスペクター用のModをどこでも使えるようにするやつ

他人がホストのセッションでも、インスペクターを自分で生成できるModです。後述のさまざまな、インスペクターに機能追加するModで、ホストが導入してないと使えないやつでも他人のセッションで使えるようになります。

ColorDrop: Colorの値をドラッグ&ドロップでコピペできるようにするやつ

インスペクターでの色の設定欄から、別の色の設定欄へドラッグ&ドロップでコピペできるようにするModです。

ValueProxyExtensions: 色んな値をドラッグ&ドロップでコピペできるようにするやつ

前述のColorDropの色んな値版。float3やfloatQをコピペできるようになるので便利。前述のMyInspectorsの導入推奨。

NonPersistentInspectors: インスペクターが保存されないようにするやつ

開いたインスペクターのPersistentをデフォルトでオフにして、ワールド保存時などにインスペクターが保存されないようにするMod。ワールド製作者や、ワールド制作中の場所によく遊びに行く人などにオススメ。

Persistentが切れてると保存されないので、掃除しなくても最悪大丈夫

ComponentAttacherSearch: コンポーネントをアタッチで検索するやつ

コンポーネントをアタッチするときに検索できるMod。公式実装してくれ。

TypePicker: 型を抽出するやつ

Reference型の入力を補助するMod。Reference型をセットしてその型か、その内部型を抽出してくれる。いちいち型の名前を覚えなくてもよくなるので、Genericsのある型をよく使う人にオススメ。

Type pickerの場所にReferenceをセットして、Base typeを押すとその型、Inner typeを押すとその内部型(?)が自動セットされます。

ShowDelegates: SyncMethodを取り出すやつ

本来は隠されているSyncMethodの参照を取得しやすくするMod。SyncMethodを使いたい人しか入れる価値無し。

CompliantAvatarCreator: アバタークリエイターがヘッドレスセッションでもが飛ばないようにするやつ

アバタークリエイターがヘッドレスセッションで変な場所に飛んじゃうのを防ぐMod。ヘッドレスセッションでアバター作成をよくしたり手伝ったりする人にオススメ。

DynamicBlendShapeDriverSetup: DynamicBlendShapeDriverをいい感じに設定してくれるやつ

DynamicBlendShapeDriverのBlendShapeのリストをいい感じに生成してくれるMod。DynamicBlendShapeDriverを使うなら使うべき。

RendererをセットしてSetup BlendShapes from Rendererを押すと、自動でリストを生成してくれる

LogixUtils: LogiXを便利に書けるようにするやつ

LogiXを便利にする拡張機能がいろいろ入ってるMod。特に便利なのが、WriteノードのRefの先を伸ばしながらセカンダリーでValueRegisterを生成してくれる神機能。

WriteのTargetを伸ばしながらセカンダリーでValueRegisterを生成できるのでdummyのValueRegisterなんかも作れる

Nodentify: LogiXにコメント書いたりRefノードの参照先を開けるやつ

ノードにコメントを書けるようになるModです。が、その機能は割と邪魔なのでオススメしないです。もう一つのRefノードの参照先を開く機能が快適です。上述のShowComponentSlotと一緒に使うのオススメします。

NoPulseFromDisplayImpulse: Pulseノードの球体を消すやつ

Display Impulseノードから生成される球体を発生しないようにするMod。Forノードなどで大量のpulseを発火させてしまったときに処理落ちしなくなるのでオススメ。パルスが発火してるか導入するとわかりにくくなるので、後述のLogixPulseVisualizerを併せて導入するのがいい。

LogixPulseVisualizer: パルスが流れてる場所に色を付けるやつ

パルスが発火したときに、パルスが流れたところだけ色を付けてくれるMod。わかりやすくてきれい。